バスプロと陸釣りポイントを巡る
河口湖でバスフィッシング!
<河口湖はバスフィッシングの聖地>
河口湖の楽しみ方はさまざまですが、中でもバスフィッシングは釣り人ならば知らぬ者はないほどのメジャースポットの一つ。河口湖に行けば湖畔やボート上で、バス釣りに熱中している人がたくさんいますよ。
<バスフィッシングとは?>
1925年にアメリカから輸入され日本に定着した淡水魚「ブラックバス(通称:バス)」を狙った釣り。
力が強く学習能力の高いブラックバスを相手に、季節、天候、時間帯や習性を考えながらポイントを探し、ルアーを選び、バスを誘い出して釣り上げる、ゲーム性の高い釣りなんです。
今回はPASに乗って河口湖のバス釣りポイントをバスプロの横川さんに案内してもらいました。
まだバスフィッシングをやったことがない人も、そうでない人も、PASに乗れば河口湖のバスフィッシングと湖畔のサイクリングを両方いっぺんに楽しめますよ!
より大きな地図で Becle PASで河口湖バス釣りめぐり を表示
:釣りポイント :釣具レンタルポイント :PASレンタルスポット
Spot1畳岩(たたみいわ)
「畳岩(たたみいわ)」とは、富士山から流れ出した溶岩が河口湖に流れ出し固まった場所。湖畔にせり出した畳岩の上に登って、美しい景観を見ながらバスフィッシングを楽しめます。
バスは足下の岩場や湖に沈んだ人工物の周りに潜んでいます。
普段は警戒心の強いバスも、春の産卵期には人が近づいてもなかなか逃げません。
よく見ると目の周りが赤いですね。
ブラックバスが釣れました。
目の周りが赤いのがオスなんです。これはネイティブ(野生)のブラックバス。
釣った魚は逃がしましょう(リリース)。
ブラックバスは『特定外来生物被害防止法』で指定された魚で、河口湖から生きたままの持出すことは禁止されています。
釣った魚は持ち帰らないように注意!
*詳しくはコチラへ>>河口湖漁業協同組合
Tips:バスフィッシングの道具
① ロッド(釣り竿)とリール
ロッドは自分の身長と同じくらいのものを。
リールは釣り糸を巻く道具で、初心者には「スピニングリール」がオススメ。
② ルアー(疑似餌)
小魚や虫に似せて作られた疑似餌。
写真は豚の皮で作られた「ポークルアー」。
河口湖では「ワーム」が使用禁止なので注意!
③ 偏光グラス
水面の反射光を押さえて水中の魚を見やすくする便利なサングラス。
④ バッグ
陸釣りで使うのに必要な道具を収めるにはこれくらいの大きさで十分。ウエストポーチがオススメ。
<始めての人は釣り具レンタルもできるよ>
畳岩のすぐそばにある「さざなみ」さん。釣り具の他にもPASのレンタルもやってます!
店長の田中さんと横川プロ。
ルアーはレンタルできないので購入しよう。
釣りをするには「遊魚券」の購入が必要。
さざなみ
釣り具、ボート、PASのレンタル、
遊魚券販売など。
[住所]富士河口湖町船津4010
[電話]0555-72-0041
[URL]http://red.ap.teacup.com/kite/
このスポットの詳細
畳岩(たたみいわ) イベント・レジャー
バスは足下の岩場や湖に沈んだ人工物の周りに潜んでいます。普段は警戒心の強いバスも、春の産卵期には人が近づいてもなかなか逃げません。
Spot2湖波ボート前
河口湖の東岸は浅川と呼ばれる地区。ここでは定期的にブラックバスの放流が行われていて、バス釣りを楽しむ人が集まるスポットの一つです。
湖畔の小道をPASで走ります。スワンボートがかわいいですね。
ボートで大きなブラックバスを発見!
バスを捕まえる横川プロ。
デカい!大型のバス、50cm級です!!(釣ったのは後ろのボートの人・・・)
このスポットの詳細
湖波ボート前 イベント・レジャー
河口湖の東岸は浅川と呼ばれる地区。ここでは定期的にブラックバスの放流が行われていて、バス釣りを楽しむ人が集まるスポットの一つです。
Spot3湖山亭うぶや前の小道
湖波ボートから河口湖大橋へ向かう小道を進みます。ホテルが立ち並ぶこのエリアは富士山の眺めも最高です。
雲であたまが隠れてしまったけど、晴れていれば絶景間違いなしのスポット。
湖面を見ながらゆっくり走ります。
草むらにブラックバスを発見!
バシャーっ! 釣れた!!
Tips:場所を読め!
バスフィッシング用語で、水中の障害物を
「ストラクチャー」と言います。
ブラックバスは岩場や草むら(ウィード)など自然の障害物、橋脚や桟橋など人工の障害物に潜んでいることが多いので要チェック!
このスポットの詳細
湖山亭うぶや前の小道 イベント・レジャー
湖波ボートから河口湖大橋へ向かう小道を進みます。ホテルが立ち並ぶこのエリアは富士山の眺めも最高です。なんと開始5分で釣れました!!
Spot4河口湖大橋下(産屋ヶ崎)
ここが河口湖大橋下。橋脚のまわりや岩場などにブラックバスが潜んでいる定番スポット。
バスはいないかな?
今日はいないみたい。つぎ行ってみよう。
Tips:季節を読め!
ブラックバスは体温調節のため、水温の快適な場所を求めて季節毎に河口湖を回遊しているんだ。季節を読んでバスの居場所を探せ!
春
シャロー(浅瀬)にいることが多い。春のぽかぽかした温かい場所へ集まるぞ。産卵するのもこの時期。卵の周りに集まったオスを刺激して狙え!
夏
人間と同じように、夏はすずしいところに集まるぞ。流れのある場所や湧水の出るところを攻めよう。また、バスにはまぶたがないので紫外線に弱い。日陰になっている場所も探してみよう。
秋
秋はバスにとっては体力を付ける時期。冬眠に備えて小魚を追いかけて食べまくるので、小魚型のルアーがオススメ。
冬
水温の変化がなく安定したところに潜んでいるぞ。水深の深いところや水温の安定した湧水の出るスポットを狙おう。
このスポットの詳細
河口湖大橋下(産屋ヶ崎) イベント・レジャー
河口湖大橋下は橋脚のまわりや岩場などにブラックバスが潜んでいる定番スポット。
Spot5ロイヤルワンド
河口湖大橋を渡って、大池公園横の「ロイヤルワンド」へ向かいます。
橋を渡る横川プロ。
景色を楽しみながら。
大きなポプラ並木が目印、大池公園のすぐ脇に位置するのが「ロイヤルワンド」です。ちなみに「ワンド」とは水の流れから区切られた入り江のような地形のことで、さまざまな水生生物が棲み、バスの産卵もワンドでされることが多いのです。
これがロイヤルワンド。河口湖漁連のブラックバス放流スポットの一つです。
このスポットの詳細
ロイヤルワンド イベント・レジャー
大池公園のすぐ脇に位置するのが「ロイヤルワンド」。「ワンド」とは水の流れから区切られた入り江のような地形のことで、さまざまな水生生物が棲み、バスの産卵もワンドでされることが多いのです。
Spot6西川ワンド
ロイヤルワンドからPASを2〜3分走らせたところにあるのが西川ワンドです。
ここも溶岩帯で、ごつごつした岩と岩の間や、ウィードの周囲にブラックバスが潜んでいます。
岩から岩へと飛び移って移動する横川プロ。足下に気をつけて。
ヒット?!
ブルーギルでした・・・。
Tips:心を読め!
ブラックバスは学習能力が高い。
何度も人に釣られているブラックバスは警戒心が強くなり、心かささくれだっているのだ。
そういう状態をバスフィッシング用語で"スレている"と呼び、
スレているブラックバスはなかなか釣るのが難しいので、深追いせずに次に進もう。
逆に、スレていないブラックバスは釣りやすいので、初心者は心がウブなスレていないバスを狙おう。
釣られた経験のない放流魚はスレていないことが多いぞ。一方「ネイティブ」と呼ばれているバスは、放流されたブラックバスの1〜2%が生き残り野生化したもので、かなりスレているのだ。人間といっしょだね。
*写真はブルーギル(スレてない、というか頭が良くない。)
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西川ワンド イベント・レジャー
ここも溶岩帯で、ごつごつした岩と岩の間や、ウィードの周囲にブラックバスが潜んでいます。
Spot7小海公園
西川ワンドを後にして、西の奥河口湖へPASを走らせ小海公園へ向かいます。
車道を走るときはキープレフトで、左側を走ろう。
小海公園に到着しました。
小海公園のワンドもバスの放流スポットになっています。(写真右上に家の屋根が?!)
Tips:初心者は放流スポットをねらえ!
河口湖では定期的にブラックバスの放流が行われていて、放流スポットとなっている場所が河口湖畔に数カ所あります。初心者はまず放流スポットを狙うのがヒットへの近道です。
特に放流された日から2〜3日後がオススメ。放流魚は輸送のために麻酔をかけられているので、その麻酔が抜けるのに中一日くらいかかるんです。
放流日や場所は河口湖漁連のホームページをチェックしてみて。
Spot8黒岩ワンド
黒岩ワンドに到着しました。ボートの釣り人も訪れるスポット
岸壁の下にブラックバスの産卵場所を発見、魚の影も見えるのですが・・・
壁から伝わる足音など、プレッシャー(バスフィッシング用語:魚に与える負荷)が高く、なかなか喰い付いてくれずに今回は断念。
次のポイントへ向かいます。
Tips:産卵期のブラックバス
春の産卵期、ブラックバスは湖の浅瀬に巣(ネスト)を作り、つがいで行動しています。
オスは縄張り意識が高く、卵を食べようと狙ってくるコイや、受精のために卵を狙う他のオス集団から
卵を護っているんです。
このスポットの詳細
黒岩ワンド イベント・レジャー
湖畔の遊歩道を進み「さくや愛の鐘」の先にある黒岩ワンド。ボートの釣り人も訪れるスポットです。
Spot9さかなやワンド
黒岩ワンドの先にあるさかなやワンドへ到着。桟橋の下や溶岩帯、ウィードなどストラクチャーが豊富な人気スポット。放流場所にもなっています。
溶岩のかげに隠れているブラックバスを狙います。
ヒット! 暴れるブラックバス
まいった!
このポイントで30分くらいの間に3匹も釣れました。
まとめ:PASで走るバスフィッシングは楽しい
取材したのは5月の中旬、天気は曇り。河口湖畔9つのバスフィッシングスポットをPAS(パス)でサイクリングを楽しみながら巡り、合計6匹のブラックバスを釣り上げました。
今回紹介した場所以外にも河口湖畔には陸から釣れるスポットがたくさんあります。PASに乗り、季節や天気を肌で感じながら、あなただけのスポットをぜひ探してみてください!
このスポットの詳細
さかなやワンド イベント・レジャー
黒岩ワンドの先にあるさかなやワンド。桟橋の下や溶岩帯、ウィードなどストラクチャーが豊富な人気スポット。放流場所にもなっています。